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2017.09.16

ギター弦の選定①弦の種類

今回はギターの弦について書いていこうと思います。

ギターを買って数ヶ月すると弦がザラザラしていることに気づきます。以前よりも音が曇っているような気がしたり色がくすんだり、黒く変色したりするようになります。ペグ(糸巻き)周辺の弦の色と普段押さえているあたりを比べると全然色が違うのに愕然とするかも知れません。人は汗をかいたり皮脂が出たりするのでそれが弦の溝に付着して錆びたり、黒ずんだりしやすいのです。
最悪のケースだと切れたり、チューニングをしても合わなくなって来ます。

そんな時は弦の換え時です。

でも実際にどうやって換えればいいのでしょうか?
楽器屋に持っていけば弦代+交換料で換えてはくれます。
(通常は自分で換えます)

でも弦は自分で選ばなければいけません。
楽器屋の弦売り場に行くとわかりますが膨大な種類の弦があって金額も表示もバラバラで何がいいのかわかりません。

適当に買って違ったりしたら困りますが表示をみてもさっぱりです。

そんな時のために今回は弦の種類を知ることで自分のギターに何があってるのかを理解してもらえればと思います。

ギターの弦は大きく分けて3種類あります。
エレキギターの弦とアコースティックギターの弦、クラシックギターの弦です。

この3種類をもっと細かく分けて書いていきます。
エレキギター弦をこれから細かく分けると素材によって分かれます。
また弦の太さによっても分けられます。

エレキギターの弦はピックアップに反応するために金属で作られています。
ギターの弦は通常6本あり、1弦から6弦にかけて段々と太くなっていきます。

エレキギターの弦を買ったことがある人は知っていると思いますが、弦の入っている箱(袋のこともありますが・・・)
に弦の太さが書いてあります。弦の太さは一番ポピュラーなもので1弦が0.10となっています。
弦は太くなればなるほど音も太く音圧も増します。逆に細くなればなるほどチョーキングなどがしやすく押さえやすくなるかわりに音の聴感も細くなります。

弦の素材ですがニッケルが一番良く使われている素材です。
ニッケルは良くメッキに使われる素材です。私達が使っている50円玉や100円玉は銅とニッケルの合金の白銅というもので作られていますので身近な金属と言えるでしょう。インドネシアやフィリピン、ロシアで産出されますが日本でも京都府与謝郡の大江山というところで産出され、戦時中は軍用に提供していたそうです。

サビに強く柔らかいのが特徴で音も平均的な音がすることから迷ったらニッケルワウンド弦にすると良いと思います。
ERNIEBALL(アーニーボール)やダダリオ(DAddario)などのメーカーが有名です。

ステンレス弦はその名の通り私達がサビに強い金属と言われて一番先に思いつく「ステンレス」で出来た弦です。
カッティング時にエッジの効いた音がし、固く非常に錆びにくいのが特徴です。サスティーンも長めです。
デメリットとしては低音、中音などは倍音がそれほど出ないので低音、中音の音を求めるなら違うかもしれません。
DAddario(ダダリオ)やFender(フェンダー社)の弦が有名です。

コーティング弦(コーテッド弦)
弦を皮膜で覆うことでサビに強した弦です。フライパンなどでフッ素コートなどを聞くと思いますがそれの弦バージョンですね。
ただし、フライパンと同じで過信は禁物です。確かに持ちは良くなりますが普通に錆びます(笑)
また、コーティングすることで弾き心地や触った感じ、チョーキング時のテンションの違いなどがありますので注意しましょう。
ここらへんは好みの問題ですね。

次回は続きや、実際に何の弦がお勧めなのかを書いていこうと思います。

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